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良い声、悪い声とは



●専門家から見た「良い声」



1.強い声

鋭く響く強さではない。「気の強さ」ではなく「生命力の強さ」を感じさせるような、豊かな声。「通る声」と言い換えることもできる。


2.響きのある声

昆虫のセミが小さな体で大きな声を出すのは、共鳴腔をきわめて有効に使っているからである。


3.明るさ、優しさ、やわらかさを感じさせる声

好印象な声にとって、明るくてやわらかい印象は必要不可欠。


4.大人の色気を感じさせる声

いくら強くて響く声でも、カサカサに乾いた印象や、しおれてくたびれた印象を与える声は良い声とはいえない。大人の色気や余裕を感じさせる声は同性にも異性にも愛される。


5.澄んだ声

声帯の状態によっては、どうしても声にノイズが入ってしまうことがある。しかし、そのノイズをいたずらに目立たせるような発声をしていると、年齢を重ねるごとに声の濁りが濃くなってしまう。声帯が上手に使えると、澄んだ声になる。




●「悪い声」の典型例



1.声に険がある

ふつうにしゃべっているつもりなのに、なぜかきつく鋭く聞こえてしまう。良縁に恵まれにくく、接客にも向かない。テレビ業界でも「声に険のある子は絶対に売れない」といわれているという。


2.弱々しくて力がない

いわゆる「細い」声。プライベートであれば相手がはじめから好意的に受け取ってくれるため問題にならず自覚していないことが多いが、社会人として話をするときには大きなハードルとなる。接客に携わるにはボイストレーニングによる改善が必要。


3.共鳴がなく、がんばらないと届かない

「えっ?」と聞き返されることが多い人は、この症状を自覚したい。共鳴腔の使い方が下手なせいで、声に厚みがなく、かといってがんばってしまうとキツイ印象になってしまう。ボイストレーニングによって正しい発声法を身につけ、共鳴腔の使い方を身につけたい。


4.こねくり回す声

語尾や文末を伸ばす癖がある人は、母音をこねくり回す声になっていることが多い。あまりに未開で幼稚な声であり、経営者としてはこの手の声を持つスタッフを前線に出してお客様に聞かせてはならない。必ず専門のボイストレーニングを受けさせてから人前に出さないと、店の品格にかかわる。


5.下品な声

品のないオバサンが「あ〜っはっは」と大口を開けて笑うときの声のように、店の雰囲気を瞬時に破壊する声。本人には「下品な声」の自覚がないケースが多く、たいてい大声になる。「声を制御する」ボイストレーニングが必要。

(出典:言語戦略研究所)




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